豚肉は世界で最も消費量の多い食肉であり、日本でも生姜焼き、とんかつ、豚汁と食卓に欠かせない存在です。豚ロースは100 gあたり242 kcal、たんぱく質27.3 g、脂質14 gとたんぱく質と脂質のバランスが取れた部位です。炭水化物は0 g、水分は57.9 g、コレステロールは80 mg。他の肉類に比べてチアミン(ビタミンB1)が飛び抜けて多いのが最大の特徴で、糖質を多く摂る日本人の食生活において極めて重要な役割を果たします。
チアミンが0.58 mg(1日の摂取目安量の約48%)と肉類では群を抜いて多く、糖質からエネルギーを取り出すTCA回路の最初のステップに不可欠です。白米中心の食事でチアミンが不足すると疲労感やむくみの原因になるため、豚肉との組み合わせは理にかなっています。セレンは41.4 µg(1日の摂取目安量の約75%)で抗酸化防御の要となります。リンは246 mg(1日の摂取目安量の約35%)、カリウムは362 mgで、ナイアシン5.04 mg(1日の摂取目安量の約32%)、ビタミンB6が0.46 mg(1日の摂取目安量の約27%)、ビタミンB12は0.57 µg(1日の摂取目安量の約24%)、リボフラビン0.26 mg、パントテン酸0.67 mgとB群ビタミンが全方位で代謝を支えます。亜鉛2.39 mg(1日の摂取目安量の約22%)、鉄分0.87 mg、マグネシウム28 mgも含まれます。
生姜焼きは最も手軽にチアミンを摂れる和食の定番です。生姜のプロテアーゼが肉を柔らかくし、醤油・みりん・酒の下味が染み込んだ豚ロースをフライパンで強火でさっと焼けば、5分で完成します。とんかつにするなら、肉の筋を包丁で数カ所切ってから叩いて均一な厚さにし、170℃の油で片面3分ずつ揚げるとサクサクの衣とジューシーな肉のコントラストが楽しめます。低温調理(60℃で2時間)ならたんぱく質の凝固を最小限に抑え、ローストポークのようにしっとりとした仕上がりになります。
| 栄養素 | 100 gあたり | 1食あたり |
|---|---|---|
| カロリー | 242 kcal | 273 kcal |
| たんぱく質 | 27.3 g | 30.8 g |
| 脂質 | 14 g | 15.8 g |
| 炭水化物 | 0 g | 0.0 g |
| 食物繊維 | 0 g | 0.0 g |
| 糖質 | 0 g | 0.0 g |
| 水分 | 57.9 g | 65.4 g |
| ビタミン&ミネラル | ||
| チアミン(B1) | 0.58 mg | 48% |
| ナイアシン(B3) | 5.04 mg | 32% |
| ビタミンB6 | 0.46 mg | 27% |
| ビタミンB12 | 0.57 µg | 24% |
| リボフラビン(B2) | 0.26 mg | 20% |
| パントテン酸(B5) | 0.67 mg | 13% |
| セレン | 41.4 µg | 75% |
| リン | 246 mg | 20% |
| カリウム | 362 mg | 8% |
| 亜鉛 | 2.39 mg | 22% |
| 鉄 | 0.87 mg | 5% |
| マグネシウム | 28 mg | 7% |
| コレステロール | 80 mg | 27% |
| 分量 | カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 |
|---|---|---|---|---|
| 100 g | 242 kcal | 27.3 g | 14 g | 0 g |
| 1枚(骨付き) (113 g) | 273 kcal | 30.8 g | 15.8 g | 0.0 g |
| 手のひらサイズ (85 g) | 206 kcal | 23.2 g | 11.9 g | 0.0 g |
| 食品 | カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 |
|---|---|---|---|---|
| 豚ロース | 242 kcal | 27.3 g | 14 g | 0 g |
| 七面鳥むね肉 | 135 kcal | 30.1 g | 1 g | 0 g |
| ハム | 145 kcal | 21.6 g | 5.5 g | 1.5 g |
| 鶏むね肉 | 165 kcal | 31 g | 3.6 g | 0 g |
| 鶏もも肉 | 209 kcal | 26 g | 10.9 g | 0 g |
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